転生してダークソウルの世界だったらどうしよう

こんにちは、森久保です。

 

突然ですが、皆さん「ダークソウル」というゲームをご存じですか?

2011年にフロムソフトウェアより発売されたアクションRPGで、国内外から高い評価を得ており「ソウルライク」と呼ばれるジャンルを作り出したゲームでもあります。

2021年にイギリスで開催されたgolden joystick awardsでは、史上最高のゲームを決めるUltimate Game of All Timeの受賞作品が発表され、「minecraft」や「ゼルダの伝説botw」などを抑え「ダークソウル」が史上最高のゲームに選ばれました。

 

その魅力はなんといっても死にゲーと呼ばれる難易度の高さ、そして世界観の作りこみでしょう。何度も何度も死んでやっとの思いでボスを倒したときの快感は何事にも代えがたいものがありますし、NPCのセリフやアイテムの説明から少しづつ重厚な世界観が見えてくる感覚はなかなか味わえるものではありません。

 

そんな皆さんも大好きなダークソウル。

もちろん私も大好きです。しかし、何周も何周もプレイしているうちにふとある不安が頭をよぎるようになってしまいました。

 

ダークソウルの世界に転生しちゃったらどうしよう...

 

...どうする?

 

ここでダークソウルをやったことのないお前のために軽く世界観のおさらいをします。

 

できるだけ簡単に書くと、竜が支配してるなんにもない世界に「最初の火」が生じる。火の中からすごいパワーみたいなやつを見出したやつらがいて、そいつらが竜を倒して世界を支配する。火の時代が始まりしばらくは明るい幸せな暮らしができていた。しかし人々の中に不死人が現れ始めた。最初の火が消えかかって闇の時代が来ようとしているのだ。不死人は肉体は死なずともやがて精神は死に亡者となってしまう。そのため不死人となったものは世界の終わりまで果ての牢獄にとらえられるのだ。だいたいこんな感じ。主人公は不死人であり、牢獄にとらえられているところからゲームが始まります。

かなりハードな世界観ですね。

 

この先も気持ちよくダークソウルをプレイするためにはここで不安を解消しておく必要がありますよね。どうしたらダークソウルの世界を生き抜くことができるのかここで考えてみようと思います。

 

転生した私は不死人となって牢獄にとらえられていることでしょう。まず気合でそこを脱出します。

 

...気合ではなんともならないかもしれないので、その場合は黒い火炎壺を使うことにします。皆さんも持ってますよね、黒い火炎壺。

牢獄をなんとか抜けたとして、その先のロードランという地は亡者とか幽霊とかガイコツ剣士がうじゃうじゃいます。

 

きちいね。

 

ここで私が取れる選択肢は2つあります。

 

・自分でダークソウルをクリアする。

・主人公が世界を救ってくれることを信じて静かに待つ。

 

主人公は牢獄で不死の使命を託されます。それがゲームとして序盤の目的になるのですが、ゆくゆくは火の時代を繋ぐか否かという決断を迫られます。王になるわけです。

ゲームとしてはそれを目指すほかありませんが、現実的に考えてみるとだるいよね。道中かなりきついし。死にゲーと呼ばれるぐらいですから死にまくります。落下死失血死中毒死呪死焼死圧死爆死と色んな死に方ができます。なんかダンガンロンパでこういうセリフあったよね。

不死人なので死んでも死なないのですが、基本的に痛みが伴うので死にたくありません。痛いのって嫌なので。あと死にまくって亡者になるのも嫌だし。でかいネズミとかお腹に口があるドラゴンとか怖いし。

となると、私以外がこの世界を救ってくれることを信じて待つというのも手段の一つなのではないでしょうか。

実際作中に同じようなNPCがいました。

最初の拠点となる「火継ぎの祭祀場」には通称青ニートと呼ばれるNPCが座っており、「俺は心が折れちまった」みたいなことを言いながらずっと座っています。はじめは不死の使命を背負った主人公を小馬鹿にした態度をとりながらも、攻略するうえで必要な情報をたくさん提供してくれる実は有能なNPCの一人です。

ダークソウルはNPCのイベントが豊富なのですがほとんど良い終わり方はしません。例にもれず彼も最後は...という感じなのですが、なにもしなければ終盤まで生きています。

 

ということで彼の行動を参考にして、私以外が世界を救ってくれることを信じて待つことにします。

 

まず火継ぎの祭祀場。ここはいわゆるセーフハウスのため敵はいません。ここで陣取るのが良いでしょう。そして、ここには不死の使命を背負った不死人たちが次々に現れます。そいつらにクリアしてもらうことが目的なのでアドバイスをしましょう。ここまで出来たらあとは待つだけです。

しかし、セーフハウスにも唯一危険な存在があります。それは主人公です。やつらは平気でNPCを殺してきます。(人の心がないから)

その危険さえ回避することができれば、安全な生活が保障されるというわけです。つまり、主人公に殺されないための立ち回りが必要です。

主人公にとって必要なものとは、情報とアイテムです。これらを提供することによって殺される危険性を少しは減らすことができると思います。攻略に役立つアドバイスをするというのは先ほどすでに決めたことなのでそれで十分でしょう。アイテムはどうするか。ダークソウルには「楔石」というアイテムがあって、これで武器の強化をします。武器の種類は無数にあるため楔石は主人公にとって無限に必要なアイテムです。楔石を売ることで終盤になっても殺されることはないと思います。

 

「どうやって楔石を確保するの?」って聞こえてきましたね。聞かなかったことにします。

 

これで完璧です。いつダークソウルの世界に転生しても安心ですね。

 

さて、不安も解消されたところで再びダークソウルを...と言いたいところですが、私にはエルデの王になるという使命があるので狭間の地に戻らなければいけません。皆さんもダークソウルのことを考えるのなんかやめてエルデンリングをやりましょう。

 

ちなみに私はブラッドボーンが一番好きです。やっぱりブラッドボーンをやりましょう。

 

宇宙は空にある。

 

それではさようなら。